廊-KOHBUNDOではこの11月、写真家・小笹純弥作品展を開催します。阿寒湖やオンネトーなど、道東の湖沼でおもに氷の様相を撮影したモノクロ写真に加え、大型モニターでのスライド上映や共鳴する薄氷のサウンド表現も試みています。
作家が選んだ被写体は冬の凍てついた水面。時に気泡を閉じ込め、時に不思議な文様を浮かび上がらせるそこは、さながら自然のキャンバスのようです。
ギャラリーでは、光と影、あるいは透過と反射によって様々な表情を見せる被写体を撮りためた作品30点をシンプルな構成で展示しました。
湖上で耳を澄ますこと。写真を撮るより先にそうするという作家が静寂の世界でとらえた雄弁な作品群です。ぜひその体験の軌跡を追ってみてください。
なお本展と並行してJICA北海道(帯広)でも小笹純弥写真展「世界の路上から」が開催中です。
<展示期間>
2021年11月6日(土)~16日(火)
10時30分~18時(水曜日定休)
<作家在廊予定>
平日:16時以降(不在日あり)
土日祝日:全日
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