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もうすぐ新しいものが吹き込んでくる

細木るみ子展 10月16日(金)〜





今年に入ってからもどっぷりと鉛筆漬けの日々だった。芽吹きのシーズンは、長い時間を家で過ごすことになり、そうとなったら描いて描いて描きまくるしかない。鉛筆実験室と称して、カメラで「日常を超えた何か」を探すことも続けていたけれど、今まで撮ってきたものをじっくり見直すことで、新しい発見もあった。


 今回展示する鉛筆画は、新作がほとんどです。世の中に、自分の身に、どんなことがあろうと描くことで考える、といういつもの姿勢で一枚一枚の紙に向き合いました。

身の周りで写すことの多い写真ですが、ふと心惹かれて撮った後に、現像し見直していくうちに自分の撮りたかったものが見えてきます。自分のいままでの知識や情報を越えた「新しい視野」や「これまでと違う感覚」を探す旅をしているような感じです。


 ここ最近の取り組み~新しい鉛筆画と、再編集したシリーズ写真を展示します。観る人それぞれのイメージを広げてもらえたら、と思っています。


令和2年10月 細木るみ子



【細木 るみ子】

 『素描』に独立した絵画表現を見いだし、鉛筆で描く抽象絵画の可能性を探求している。近年は、写真や立体、様々な画材を使った「鉛筆画のための実験」も行う。1969年 帯広市生まれ。1992年 岩手大学教育学部特設美術科卒業。2008年より帯広、東京等で個展。


主な展覧会

Why I Draw(2012 Ise Cultural Foundation/NY

道東アートファイル2013(北海道立帯広美術館)

紙と鉛筆~表現の探求 細木るみ子展(2019 釧路市立美術館)



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